腎臓病が進行したら腎臓の代わりになる治療が必要です。
情報として3種あげます。
参考図書では腹膜透析を勧めています。
血液透析しか知らない方も多いので情報だけでも知っていても損はないと思います。
その治療とは、
1.血液透析
2.腹膜透析
3.腎臓移植
1.血液透析 日本での患者 約30万人
日本の場合 9割以上の方が血液透析を受けているので透析=血液透析のイメージです。
血液透析は、週3回病院に通院して4時間治療します。
メリット
病院での治療なので基本医療者が行う。
安心感。
透析効率が良い。
毎回新しい材料なので劣化がない。
デメリット
血液を取り出すので、毎回太い針を刺される。
4時間拘束される。
食事制限がある。
短時間で体に溜まった水分を除去するので血圧が低下する恐れがある。
2.腹膜透析 日本での患者 1万人弱
お腹にチューブを入れて体の外から透析液を注液し、腹膜を利用し、体に溜まった水分と老廃物を取り出す方法。
メリット
血液透析と比べてゆっくり治療出来るので体液変動が少ないから血圧変動も穏やか。
自宅や職場などで治療可能なので通院の回数が少ないから仕事が続けやすい。月2回程度。
食事制限はあるがカリウム制限が緩やか。
デメリット
自分で治療するので手技を覚える必要がある。
腹膜の機能劣化や腎臓機能が衰えた場合、血液透析に変更しなければいけない。
腹膜透析の管理出来る病院が少ない。
3.腎臓移植
献腎移植 他人から頂く。
生体腎移植 家族や親戚から頂く。
メリット
免疫抑制剤を飲み続ける以外は生活に制限がない。
食事制限がない。但し塩分は控えめに。
透析を受けながらでも移植は待てる。
デメリット
症例が少ない。
献腎移植 約15年ほど貰うまでかかります。
生体腎移植 生きている家族や親戚の腎臓2つのうち1つ貰うので負担がかかる。
型が合わない場合もある。
血液型は違っても大丈夫。