妻のトリセツ 本の内容と感想

妻と良い関係でいたいと思う男性は多く無いですか?

悩んだら取り扱い説明書(トリセツ)を見ましょう。

妻が求めているのは夫のねぎらい。

 

もくじ

1.女の会話の目的は共感

2.妻をえこひいきすると、実家ストレスが解消する。

3.女性脳は、半径3メートル以内を舐め尽くすように、感じて、無意識のうちに支配している。

4.心の通信線を開通させよう。

5.ポジティブトリガー

6.ちょっと手間のかかる夫が実は愛おしい。

7.見本は欧米の男達。エスコートをルールにしよう

8.おわりに

9.感想

 

 

1.女の会話の目的は共感

 

会話の主たる目的が問題解決の男性は結論を求めてします。

女性は他人の体験淡を自分の知識に変えます。

今日会社で起こったことを妻に話してみよう。

結論がでなくても夫婦関係が深まります。

妻からの思わぬヒントが得られることも。

 

2.妻をえこひいきすると、実家ストレスが解消する。

息子と妻、娘と妻、姑と妻。

間に入り妻の側に立ちましょう。

 

3.女性脳は、半径3メートル以内を舐め尽くすように、感じて、無意識のうちに支配している。

部屋が片付いていないと気になるのはこのせいもあるかも知れません。

事件はリビングでおきる。

リビングは共有部分なので特に気をつけておきましょう。

妻の気に障る物はリビングに置かず自分の部屋に持ち帰るか置く場所を決めよう。

 

男性脳と女性脳は見えているものが違う。

女性脳は、右脳と左脳をつなぐ神経繊維の束である脳梁男性脳と比べて太いので、生まれつき右左脳の連携がいい。

一方、男性脳は右脳と左脳の連携が緩慢だ。

これが、脳に性差をもたらす根源だ。

 

右脳は空間認識や音楽的な感覚など感じる力を担当し、左脳は言葉や計算、論理的な考え方など考える力を担当している。

右左脳の連携がいい女性脳は、直感力にすぐれ、今感じている気持ちがすぐ言葉になる。また目の前のものを舐めるように見るので、子供の顔色のちょっとした変化なども見逃さない。

対して、連携が緩慢な男性脳は、一方で奥行き認識(ものの距離感の把握)が得意なので、空間認知力が高い。

遠くや全体、機構がよく見える代わりに、目の前の観察力はいたって低い。

目の前のものがよく見えていないので、妻が髪型を変えても、口紅を変えても、ほとんど気づかない。

さらに言えば、色の見え方、嗅覚、味覚の感度、皮膚の触感の感度も違うといわれている。

例えば 夫は自分の動線に合わせて道具を整理したつもりでも、妻からは、道具をあっちこっちに置いているように見えることもある。

 

皿の裏の小さな汚れを妻は見逃さないが、夫にはそもそもそんな汚れは見えていないという可能性もある。

そこはお互い認識すべき点である。

 

我が家は自分の食器は自分で洗うルールであるがいつも妻からは皿が汚い言われるのは私と息子。

なるほど当たっている。

 

4.心の通信線を開通させよう。

 

何気ない一言で無自覚に妻を傷つける。

男性と女性は会話に使う通信線の数が異なる。

女性脳は、心の通信線と事実の通信線の2本を使って、会話をする。

友達の事実を否定しなければならないとき、女性は、まず心を肯定する。

「あなたの気持ち、よくわかる。私だって、きっと、同じ立場なら、同じことをしたと思う。でも、それは間違っているよ。」というように。

男性脳は基本的に事実の通信線のみである。

だからそれ間違っているよといきなり結論をだす。

悪気はないけど「心の通信線」をわざと断たれたと女性は感じるのである。

 

妻との会話の黄金ルール

心を肯定 事実を肯定

心を肯定 事実は否定

 

5.ポジティブトリガー

 

女性 プロセス思考

男性 成果思考

 

女性に楽しみをプレゼントする時には予告と反復を。

結婚式は楽しいイベントだから当日だけでなく準備も女性は幸せを感じている。

サプライズは、逆効果も。

オシャレなレストランに突然連れて行かれたらどうだ。

当然女性は突然だから普段着。

オシャレな綺麗な場所。

美味しい料理。

綺麗な格好のスタッフ。

イベントを知ってる夫がオシャレしている。

女性だけ取り残されていないか。

逆なら男性はそれほど気にしないだろう。

なるほど。

プロセスを一緒に楽しもう。

 

6.ちょっと手間のかかる夫が実は愛おしい。

 

仕事が出来て、イケメンで料理がうまく、片付け上手で、仕事の愚痴なんて一切言わない代わりに、甘く優しい言葉はさらりと口にする。

そんな男がいたら、と女は夢を見る。

しかし、もし本当にそんな完璧な男と一緒に暮らしたら、幸せは長く続かない。

やがて一緒にいる意味がない、あなたにとって、私ってなんなの?とつぶやくことになる。

手間のかかる夫がいればこそ、明日からもまた、この繰り返しの努力を続けていく気力が湧いてくる。それが女性脳だ。

 

7.見本は欧米の男達。エスコートをルールにしよう。

妻と歩く時は車道側を歩く。

階段を下る時は、足元を気遣う。

レストランやカフェでは奥の席に座らせる。

妻が座るのを待ってから座る。

男がルール順守の責務としてやっていることでも、妻には夫の優しさ=愛だと感じられるから、外出時に妻の期限を損ねることも減るはずた。

 

エスコートが自然に身につくようになると、洗練された男に見えて自分も得をする。

 

8.おわりに

本当にいい夫の条件

 

妻から放たれる弾を10発から5発に減らそう。

なぜゼロを目指さないか。

 

女性脳は、家事と育児を片付けるため、生活の中で、あらゆる気づきとタスクを多重させて走らせている。

 

このため、日々をただ生きているだけでストレスがたまる脳なのだ。

 

さらに周産期から子育て中の女性は、ホルモンバランスが激変していくので、生体ストレスが半端ない。

 

女性たちは、時々たまったストレスを放電する先を探しています。

 

夫が完璧だと、その放電先が子供になったり、自分に跳ね返ってうつに転じたりして、危なくてしょうがない。

 

いい夫とは、おおむね優しくて頼りがいのあるが、時に下手をして、妻を逆上させる男にほかならない。

 

逆上されたから原因が全て夫ではないのだ。

だから原因を真面目に究明しようとしてもまったくらちが明かない。

女はただ怒るために、怒っている。

本人も気づいていないけれど。

かなり理不尽。

 

しかり女性脳のストレスは、夫の6倍近い家事や家族のための気づきを休みなく行っている結果、たまったものだ。

その放電の手伝いをするのは、ある意味理にかなっていると言えなくもない。

 

男の人生は3択

1.夫が家事を完璧にこなし親身に話を聞いてやると放電が少ない。

2.家事や会話をさぼれば、放電は多い。

3.女と暮らさなければ放電はないが生活を全て自分で回さなきゃいけないし、生きる意味を見失う。

 

9.感想

150ページで読みやすい。

何回も見て実戦しやすい。

妻の女性の気持ちに客観的に触れれます。

是非家庭内にも取り扱い説明書を。


f:id:sazaekun:20210207162656j:image
f:id:sazaekun:20210207162703j:image